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旧吉田家住宅歴史公園とは

旧吉田家住宅は、名主であった吉田家の豪農ぶりが分かる江戸時代末期築造の国指定重要文化財です

 

吉田家とは
花野井の吉田家は、家伝によれば一族の祖は平安時代の当地域の領主であった相馬氏一門に連なるもので、現在43代目と言われていますが、実際に歴史に登場するのは江戸時代以降になります。
江戸時代の古文書には、吉田家は主に農業を営みながら名主として栄えたと記載されており、幕府や領主の命に従い村内の諸事全般を取り仕切っていたことが分かります。
江戸時代中期頃からは金融や穀物売買等の事業を開始し、地域の特産となる醤油醸造業も手がけるようになりました。また、文政9年(1826)には、千葉県に3カ所ある幕府直轄の牧の一つ「小金牧」の牧士(※補足)に任命され、以降4代にわたり牧士を務めました。
明治から昭和にかけてはその財力を活かし事業家として活動しますが、これだけにとどまらず、登山やスキーなどスポーツの振興に尽くしました。現在でも、自然環境の保全やスポーツの振興に尽力されています。

(※補足)牧士(もくし)・・士分格の役職。世襲で代々勤め、苗字帯刀、乗馬、鉄砲所持が認められました。

■主な特徴
江戸末期から明治初期にかけ継続的に建設された主屋、書院をはじめ展屋に至る一連の建物群が、庭園や庭井戸などの工作物や屋敷林を含め良好な状態で遺されています。
平成22年には、敷地内の8棟(主屋、書院、新座敷、向蔵、新蔵、道具蔵、長屋門、西門)が国指定重要文化財に指定されています。

■概要

敷地面積6,518坪(21,511㎡)という広大な土地に、建築面積330坪(1,178㎡)の邸宅が建っています。

平成16年屋敷地と屋敷地前面の芝生地、斜面緑地の2.2haが柏市に寄贈されました。
その後、柏市では建造物調査を経て修復、補強などの整備事業が行われました。

明治27年吉田家銅版画

当施設の全景をDroneによる空撮でご紹介します。1分58秒

園長メッセージ

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このたびは旧吉田家住宅歴史公園のホームページにアクセスしていただき、誠にありがとうございます。

平成27年4月より指定管理者として管理運営に携わってまいりましたが、今年で10年目を迎えます。おかげさまで年間平均15,000人に近い来園者数を記録しております。これもひとえにご来園いただいたお客様をはじめ、吉田家の皆様、関係者、関係機関のご支援、ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
本年度も引き続き、魅力的なイベントや講座を開催し、旧吉田家住宅歴史公園の新たな魅力を創出してまいります。
多くの皆様のご来園を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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